ドラマ化や映画化にしてほしい。そして主演はあの俳優。

「破天荒フェニックス」を読了。届いた時はあまりの分厚さにビックリしましたが、1ページめくると後は止まらずそのまま読み切ってしまった。僕の疎い文章で、感想や思いを綴ったところで、逆に良さをぶち壊してしまいそうなので、田中社長とは全然スケールは違うが、ふと思い出したことをブログに残したいと思いました。

21歳にして店長。

16歳からディスカウントセンターでアルバイトをしていた私は、高校卒業後1年間フリーターをした後、19歳にそのまま就職。当時は飛ぶ鳥を落とす勢いのその会社は、毎年10数軒の新店舗をオープンしており、常に人手不足な状態。店全体が人手不足と言うよりかは、店長の成り手がいない状態。そうしたらどうなるかというと、入社して2年以内で店長になるのもごく普通で、逆になれない場合は、何かしらの問題あり。例に漏れることなく私も、21歳で店長に。そして最初の赴任先が、前年に吸収合併した滋賀県のホームセンターに配属。ここから地獄の毎日が始まりました。

やりたい放題の21歳店長

ディスカウントセンターでは主に、食料加工品や、シャンプーや洗剤などの日用雑貨がメイン。しかし赴任先はホームセンター。電動工具や建材商品など全くわからず。部下もアルバイト・パート含めて二十人ほど。業界経験は10年以上でもちろん年上。社員に至っては、ほぼほぼ全員がおじさん。当時の私は若気の至りなのか、そんなこと知る由もなくガンガンイケイケ!!言うこと聞かない者には、年上だろうがお構いなし。パワハラなどといった言葉もあまりなかった時代。店長の言うことは絶対。怒鳴ることなど日常茶飯事。親とも変わらない年代の社員に対してもそれは同じ。何故なら、僕も同じようにされてきたから。それしか知らなかったから。

周りの忠告も聞く耳持たず。

もちろん、そんな状態は長く続くことがあるわけでもなく、一人辞め、又一人辞め。挙句に本社にまで匿名の報告までされる始末。しかし、売上は前年比120%ほどを推移していた為、本社からの指摘も聞く耳も持たず。しかしその20% UPというのは酒類の取り扱いをいいタイミングで始まったからであって、私一人の力ではなかった。しかし、当時の私は自分一人で売上を作っていると自負していた、本当にめでたい人間でした。唯一、副店長はずっと僕の味方をしてくれていたのが救いでした。自分たちがいた会社が買収された原因は自分たちのやり方が悪かったという認識が強くあり、私のやり方を教えて欲しい。そんな考えの副店長でした。私が社員に怒鳴った後なども、常にフォローに回ってくれていた。もちろん、私から副店長へ怒る事も常にあったのだが、それでも常に私の味方でいてくれた。時に、私へももうちょっと、優しくいうことはできませんか?などと言った忠告もあったが、そんな買収された会社の元従業員は黙っとけ状態であった。

副店長の反乱と落ちていく売上

しかし、いくら言っても私の恐怖政治が収まらず、次から次へ辞めていく状態に、業を煮やした服店長は、やがて私にも何も言わず。そうなってからは、店長vs従業員の構図が顕著に現れてきた。私が注意しても、言い返してくるばかり。最初は1対1だったのが、1対2になり1対3になり。以前は副店長はまあまあと間に入ってきてくれいたのだが、従業員側についてしまう始末。私が売場にいた時に「ここ、店長変わってからさっぱりやな。大阪から来たらしいで全然やな。」というお客様の声。そして毎日起こるお客様らのクレーム。店の雰囲気は最悪で、売り場は荒れ放題。そしてどんどん落ちていく売上。徐々に、居場所がなくなり、仕事に行くのも嫌になり、朝が来るのが怖く眠れない毎日。あの時は、本当にしんどかったな。そして、本社に異動願いの申し出。

暗黒時代の20代

一度崩れ去ってしまったものは中々戻らず。大阪に戻ってからもそれは同じで、すぐに退職。そこからは、本当にクズのような生活でした。一応仕事はしてましたが、チーム力で行う仕事は2度としたくないと思い、営業職を転々。しかし、21歳で経験したあの仕事は、ずっと忘れることなく、今でも思い出します。

あれから17年

今では私も38歳。当時の社員の人たちとも、変わらない年齢。その間、自分なりに社会に揉まれ経験もそれなりにして来た。今の状態であの頃に戻っても、今度はやれると思っていた。優しくしたらついて来てくれる。そう思っていたから。しかし今回、「破天荒フェニックス」を読んだ時、田中社長の「僕たちはメガネ を売るのではなくて、メガネをかけて見える景色を売っていると考えています」を見た時に、当時の私はそんな事ではなく、ただ売上をあげて自分の評価をあげたい。だから足を引っ張って来る従業員には、徹底的に怒鳴りつける毎日。それも全て自分のため。もちろんそこで買い物をしていただくお客様の為なんか微塵も考えていなく、そりゃ失敗するわけやなと反省。そして、極め付けは、38歳になった私。あれから経験を積んだ私は、年上やったあの時の従業員に負けへんで!!だから今回は失敗せえへんで!!なんて考えてしまっていたことに、どれだけ自分の未熟さを知ったことか。しかもオンデーズを回収した時の、田中社長は若干30歳。年齢なんか関係ない。まず、その時点で間違っていた。

No.2の役割

もう一つ気づいたこと。それは、田中社長には、奥野さんていうNo.2がいたこと。時には、背中を押し、時にはブレーキ役になっていたはず。だから、思いっきり会社再生に向けて舵をきることができたんやろう。(奥野さんがNo.2と勝手に言ってます。すみません)そしてそんな優秀な人財を沈没しそうな船に乗って助けたいと思わせた田中社長は、どこまでいっても人を大事にしはる人なんやと思いました。だから辞表を叩きつけてオンデーズに行くと奥野さんは決めたんだろうな。

そして、僕にも、そうなろうとしてくれた人はいた。副店長がそうだったはず。背中を押してくれた時もあり、ブレーキ役にもなってくれていたが、聞く耳持たず。挙句に離れていった副店長をずっと裏切り者だと思い込んでいた。人間なんて、一人でできることなんて知れているはず。ましてや、田中社長の様なカリスマ性のない私に、一人でできるはずがない。相変わらずバカだな。そう思った一冊「破天荒フェニックス」今後の私のバイブルになる本であることは間違いない。そして、一回目にメルマガで読んだ時より、二回目に読んだ時は、また違う視点で読めることもできた。ということは、3回目はどんな視点で読むんだろう。そんなことを考えながら、今、もう一度読み直しています^_^そして、ドラマ化か映画化をしてほしいな。主役は小栗旬さんか三浦翔平さん希望です笑 そして、いつか田中社長や、奥野さんにお会いしたいな。

そして、この本は私一人で読むのでなく、ツナグ工房の障がいのあるスタッフにもぜひ読んで欲しい。それは仕事中に給料払ってでも読んで欲しい本であることは間違いない。さあ!オンデーズにメガネ買いにいこ!!

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白飯社長(しろめししゃちょう)

白飯社長(しろめししゃちょう)

河内永和駅より徒歩5分。東大阪市高井田にあるツナグ工房の白飯社長こと中村雄太と申します。オリジナルブランド「tsunaglee(ツナグリー)」を立上げアクセサリーや小物などの製作、販売をしております。今秋にはkissa&zakka 「ツナグ茶房(ツナグさぼう)」をオープン予定。